サラトレFX~ドル円・ユーロドル 来週の見通し~(2020.8.17~8.21)
この記事では各通貨ペアの現在の状況と今後の狙いや見通しを分析していきます。
☆長期目線(週足~月足)
☆中期目線(日足)
☆短期目線(1時間足~4時間足)
この3つの軸で考えていきます。スイングであれば中期から長期目線を参考に、デイトレであれば週の前半の参考にしていただければと思います。
また、デイトレの目線については平日毎朝Twitter @kkfxtrade で配信していますのでそちらも参考にしてください。
表示させているインジケーターは
移動平均線:50期間、100期間、200期間
ボリンジャーバンド 3σ、21期間
RCI:短期線9、中期線26、長期線52
参考にさせていただいている方は
◇蜂屋すばるさん
チャネルラインを用いたトレードで、非常に見た目も分かりやすいので長期、中期のトレンドを把握するのに参考にさせてもらっています。
◇ユーちぇるさん
年代が近いこともあり、YouTubeはいつも見ています。特に知識面のインプットには最適、コラボ動画も有料級の情報がたくさんあります。
◇三平式RCI
手法は三平式RCIを使っています。色々な手法を試してきましたが、環境認識と合わせれば武器になると思っています。
目次
【ドル円】
☆長期目線⇒長期下降トレンド、長期足で重要な105円を一時ブレイクするも買い戻し発生。長期ではドル安トレンドですが下では強い買いが入る状況。スイングを狙うのは難しいペアです。
☆中期目線⇒中期トレンドは下降中と見ていますが、位置的には中途半端ですね。105円の下で強烈に買いが入り、ついには107円まで戻してきました。107.50、108円まで戻してくれば売りたいところですが、このまま一度上を目指すのか再度下落するのか読めません。
☆短期目線⇒106円での戻り売りが失敗し、105円付近の強い買いの流れに沿って短期では上昇トレンドが発生しています。107円にも到達しそのまま上昇していくのかどうか。
ドル円は明確な方向感が今はありません。ただ、8月も折り返し、再度ここから円高に振れるのかどうか急激な動きには注意しながらトレードしましょう。
それでは、上位足から整理していきたいと思います。
【週足】
【☆ポイント☆】
・上ヒゲを伴う陽線でクローズ
・週足レベルでの21SMAも降りてきているのでレジスタンスとなるか
・RCIは短期線、中期線は下端にいるので長期線も下がってくれば上昇の準備ができそう
強く105円付近で反発されてから107円まで到達、陽線をつけました。21SMAも下がってきているのでレジスタンスとなり再度下落するのか、200SMAを目指して上昇するのかに注目ですね。目線は長期では下のまま変わりません。ただ、スイングショートを打てる位置ではないですね。
【日足】
【☆ポイント☆】
・中期は下降トレンド継続
・センターラインを上抜け、高い位置になってきた
・RCIは短期線だけ上昇、中期線、長期線の上昇を待つか一度短期線が下がってくるか、少し動きが読みにくい
長期トレンドも下、中期トレンドも下のため、目線は下ですが、短期のトレンドが上昇しているので、これがどこまで行くのか予想ができません。108円まで上昇してくれば200SMAもあるのでレジスタンスとして背中にして売りやすいですが、まだ中途半端な位置です。売り買いしづらい局面ですね。
【4時間足】
【☆ポイント☆】
・短期的には上昇中
・106円を下に割ってくれば下降トレンド継続でショートを狙いたい
・RCIは中期線がここから下がりそう。短期線が切り返すと揉みあうか。下に留まれば106円を目指して短期的にはショート目線か
短期的には方向感が少し出た気がします。RCIが下向き始めているので一旦短期上昇トレンドの下限を目指して下がるかもしれません。短期線がすぐに切り返してくると200SMAを挟んで揉みあうかもしれません。何ともシナリオを立てるのが難しい場所にいますね。
【シナリオ予想 レンジで方向感なし】
上下どちらに動いてもおかしくありませんが、下落する前にもこの水準でレンジが続いていたので方向感なく200SMA(青い線)を挟んで揉みあうシナリオも想定できそうです。とにかく、ドル円は狙いが明確になっていません。
【ユーロドル】
☆長期目線⇒上昇トレンドへ転換した可能性あり、調整が入りそうですが、1.12000を超えてくると長期ではロング目線で考えたいですね。
☆中期目線⇒上昇トレンドはまだ継続中、週足、月足でトレンドが転換したと考えるとまだまだ上目線継続。調整の下落を待って押し目買い戦略を考えています。
☆短期目線⇒1.19000をレジスタンスとして天井圏の動き、三尊、トリプルトップを形成して一度下落するかがポイントです。
ポイントは天井圏を作って一度調整の下落をするか、踏みあげられて上昇が継続するかです。現在3度目の高値トライをしていますので、下がるならここから!!ショートが失敗すると一気に損切りを巻き込んで上昇する可能性があるので、損切りは必ず入れないとだめです。
それでは上位足から整理していきます。
【週足】
【☆ポイント☆】
・週足は陽線でクローズ
・1.1900で天井になるか上を目指すのか遂に決着がつきそう
・RCIは中期線はまだ上昇できそう、短期線が下がりだすかどうかに注目
週足だけ見るとまだ上昇してもおかしくはない形ですね。どこまで上がるんだ・・・。長期的には一度調整を受けて上昇、トレンド転換を考えています。
【日足】
【☆ポイント☆】
・三尊形成で下げられるか
・RCIは中期線が下がれるか、短期線だけ上昇してくると高値更新が見えてくる
三尊の右肩の山を作りに上昇しているように見えますがこのまま踏み上げられる可能性も考えておく必要があります。もう一つは時間が経過すればするほど中期上昇チャネルも上がってくるので下がろうとしてもすぐにサポートされ上がっていってしまう可能性もあります。中期的には押し目買いポイントまで調整を受けたあとにロングを狙いたいです。
【4時間足】
【☆ポイント☆】
・三尊右肩を形成中か
・RCIは短期線が折れて上がってきているので、1.19000を目指す形もありえる
注目の天井圏での攻防。決着がつくかどうかですね。決着がつかず、再度上を試しそうな形もしています。トリプルトップになって下落するのか、溜まったショートが焼かれて上昇するか。短期目線ではショートを狙っていますが、三尊のようなチャートパターンが崩れた時ほど損切りを巻き込んで走りやすいので上昇する可能性も十分考えて立ち回りたいですね。
シナリオのパターンを考えてみました。
【週明けから下落開始】
大きな三尊の右肩が小さなダブルトップになって下落するパターンです。この形が一番きれいではあります。
【トリプルトップ、右肩が小さな三尊】
【4時間足】のRCI短期線が上昇する可能性を考えると再度1.1900をタッチしに上昇する可能性があります。そうするとトリプルトップのような形になり右肩は小さな三尊ができるかもしれません。形はあまり綺麗ではないのと時間が経過しすぎているのでバランスは悪いですね。
【三尊形成失敗、上昇継続】
この踏み上げが一番怖いのと意外と可能性がありそうだと思っています。三尊形成の可能性を考える人が多ければ多いほどそれが崩された時にショートしてた人が一斉に損切りして一気に上昇する可能性があるので、注意しましょう。
注意するにはショートを打つにしてもしっかりと損切りを入れること。ドテンでロングする準備もしておくことだと思います。