サラトレFX~ドル円・ユーロドル 来週の見通し~(2020.8.3~8.7)
この記事では各通貨ペアの現在の状況と今後の狙いや見通しを分析していきます。
☆長期目線(週足~月足)
☆中期目線(日足)
☆短期目線(1時間足~4時間足)
この3つの軸で考えていきます。スイングであれば中期から長期目線を参考に、デイトレであれば週の前半の参考にしていただければと思います。
また、デイトレの目線については平日毎朝Twitter @kkfxtrade で配信していますのでそちらも参考にしてください。
表示させているインジケーターは
移動平均線:50期間、100期間、200期間
ボリンジャーバンド 3σ、21期間
RCI:短期線9、中期線26、長期線52
参考にさせていただいている方は
◇蜂屋すばるさん
チャネルラインを用いたトレードで、非常に見た目も分かりやすいので長期、中期のトレンドを把握するのに参考にさせてもらっています。
◇ユーちぇるさん
年代が近いこともあり、YouTubeはいつも見ています。特に知識面のインプットには最適、コラボ動画も有料級の情報がたくさんあります。
◇三平式RCI
手法は三平式RCIを使っています。色々な手法を試してきましたが、環境認識と合わせれば武器になると思っています。
目次
【ドル円】
☆長期目線⇒長期下降トレンド、長期足で重要な105円を一時ブレイクするも下で買い戻し発生。長期ではドル安トレンドのため上から戻りを売りたいがまだ低い位置です。スイングでショートを仕込むのは難しい展開ですね。
☆中期目線⇒中期下降トレンドの中を下落し、ついに105円も一時割り込む展開。金曜日に買戻しされました。中期下降トレンドが破られるまでは戻り売り、ショート目線です。
☆短期目線⇒金曜日に強烈な買戻しが発生しました。短期では調整の上昇中なので、再度戻り売り勢力が入ってくるまでの短期上昇と考えています。
一気に円高が進み、105円も割る展開になりました。しかし、金曜日に強烈に買戻され106円まで戻し、週足は下ヒゲになっています。8月は枯れ相場で円高が進むアノマリーがありますが、月初からどう動くか楽しみですね。週の前半でどこまで上昇の調整をするか。メインシナリオは戻り売りです。再度下を目指す展開を想定してショートポイントを探します。大衆心理としては私も含めて戻り「売りしてやろう!」と思っているはずです。そんな時に大口はショートを刈りに来る可能性もあります。107円まで戻してくるようだと中期下降トレンドが否定される可能性も・・・。いつでも反対の勢力のことは考えて立ち回りましょう!
それでは、上位足から整理していきたいと思います。
【週足】
【☆ポイント☆】
・105円のエリアで強い反発、週足は下ヒゲ
・圧倒的なドル安トレンドのためブレイクしていく可能性は高い
・RCIは短期線、中期線は下端に、長期線は緩やかに、力は強くないが下方向
一気に円高が進みましたね。一時105円も割り、このまま下を攻めると思った方は多かったかと思います。そんな中で月末、週末の金曜日、大口のリバランスが発生したのか強烈に反発しました。下ヒゲが出たので一見強い反発によって上昇へ転換か!?とも思えますが、今はコロナウィルスの影響で圧倒的なドル安トレンド。上を目指す流れには疑問があります。長期の目線はやはり下方向、中期の下降トレンドに付いていくように戻り売りが成功すれば数日間ホールドしてスイングに近いトレードもできそうです。
【日足】
【☆ポイント☆】
・中期は下降トレンドへ
・狙うは戻り売りだが、強烈な買戻しに注意!
・RCIは3本とも下端へ
メインシナリオは売り目線のため、再度下を目指す動きをショートしたいと思います。RCIが下に張り付いている内はショートで立ち回りたいですね。気を付けなければいけないのが、週足の下ヒゲの下からの買戻しです。SNSでもドル安の話題が流れています。大衆心理が下に向いている時ほど大口が刈ってくる可能性もありますので、下目線と決めつけないことが大事です。
【4時間足】
【☆ポイント☆】
・月から木まではひたすら下を攻めましたが一気に金曜で買戻し発生
・戻り売りポイントを探り、ショートを狙う
・RCIは短期線、中期線が上昇、長期線は下端に留まっているので短期線と中期線が再度下降するタイミングが戻り売りタイミングか!?
メインシナリオは戻り売りですね。移動平均線がきれいに21,50,100,200の順番に並んでいます。パーフェクトオーダーと言いますが、この下落に付いていきたいと思います。
先週の予想と今後の展開を想定していきます。
【先週の1時間足想定】
センターラインと上限の間で動くかと思いましたが、一気に下がっていきました。想定外の動きでした。
【1時間足チャート】
戻り売りポイントは下落の波にフィボナッチリトレースメントを当ててみると分かりやすいです。78.4%を越えてくると下降が否定される可能性があります。既に61.8%まで戻ってきていますので週明けからすぐに下落を始めるか、78.6%、下降チャネルの上限まで戻ってくるか。見極めながらショートで立ち回りたいと思います。
シナリオ想定は2つ。
【シナリオ①下降トレンド継続】
週明けからドル安円高トレンド継続の可能性もありますが、一度チャネルの上限へ付けに行ってもおかしくありません。【4時間足】の200SMAがちょうど下降チャネルの上限と一致しそうなのでそこまで戻ってくればリスクリワード比も良い位置でエントリーできそうなのでチャンスです。下降が否定されたら損切りすればOKです!
赤い線は適当に引いていますが、どこかのポイントで戻り売りが入ると想定しながら短期の上昇の切り上げラインを割ったところでショートで入るイメージです。フィボナッチリトレースメントと短期足のRCIでショートポイントを探っていきたいです。
【シナリオ②下降がダマシ、中期上昇トレンドへ回帰】
先週と同じくあまりこのシナリオは考えていませんが、ショート目線に偏ってしまうとそれが否定されたときについていけません。
戻り売りが弱いと一気に下から買い上げてくるロング勢に注意しなければいけません。ショート目線の個人投資家が多ければ多いほど大口にそれを崩されると一気に損切り注文が入り上方向へ走る可能性は考慮しておきましょう。
【ユーロドル】
☆長期目線⇒月足が確定、実態で下降トレンドの上限を超えた可能性大。ここから長期上昇トレンドに入るかもしれません。ユーロドルのロングはスワップポイントがマイナスになるため長期のスイングを狙うかは考えなければいけません。
☆中期目線⇒上昇トレンドはまだ継続中、週足、月足でトレンドが転換したと考えるとまだまだ上目線継続。調整の下落を待って押し目買い戦略。
☆短期目線⇒かなり高い位置まで一方方向に買われてきました。金曜日で利確の売りが入り調整されました。中期上昇トレンドの下限を目指すかすぐに押し目買いされるか、そのポイントまでは短期下目線で考えます。
月足でも実態が下降トレンドラインを抜けた可能性が非常に高いです。中期上昇トレンド継続と考え、調整の下落が完了したところから押し目買いを狙いたいですね。
【月足】
【☆ポイント☆】
・長期下降トレンドをついにブレイクしたか、実体では抜けたか
・RCIは全て上向き、月足レベルでも上へ向かう可能性は高い
値動きによってすぐに目線は変わっていきますが現時点ではついに上昇トレンドに入ったのではないかと考えています。月足のクローズがレッドラインを抜けています。ドル安流れは収まりそうにないので調整後の押し目買いで高値を更新していけば上昇が現実的になります。
【週足】
【☆ポイント☆】
・中期トレンドは上昇継続、とにかくユーロが強い
・調整がどこで入り、どこまで落ちるか
・RCIは短期が上端に到達、中期、長期もまだ上昇中なので上昇継続の可能性もあり
陽線がずっと続いていますが金曜日のドル買いにより上ヒゲで終わりました。週足でも完全に下降トレンドを抜いたと感じています。ターゲットは2018年1,2月の高値1.2500です。下降トレンドの抜けの1波なので、戻りを待って上を目指す展開を考えています。
【日足】
【☆ポイント☆】
・中期上昇トレンドの上限へ到達
・1.2000まで到達してから調整が入るか、ここから調整が入るか
・RCIは全て上端へ到達しているので、週足、月足の力の強さによって上で張り付くか
上昇のクライマックスまで来ていると思います。金曜日に一本陰線が出たので、ここから調整の下落を始めるのか、浅い押し目でまだ上がっていくのかは分かりません。強い上昇の相場のため安易な逆張りショートは気を付けた方がいいかと思います。調整の下落を待ってから押し目買いを狙っていきたいペアです。
【4時間足】
【☆ポイント☆】
・1.1800を割ってクローズしています。上昇波に対してどこまで戻すかに注目
・フィボナッチを仮で当てていき、止まったところで調整しながら押し目買いポイントを探りた
・RCIは中期、長期が上に張り付いているのでまだ上昇は継続中、長期線も下がってくれば本格的な調整の下落発生か
どこまで上がるか全く分からないので上がりきって調整し終わったところを押し目買いしたいと思います。仮でフィボナッチを当てていますので、移動平均線と併用しながら下げ止まったところからロングを仕込みたいですね。RCIはまだ上昇継続のサイン、長期線も下がってこないのでまだ上昇は続いてもおかしくありません。