サラトレFX~ドル円・ユーロドル 来週の見通し~(2020.7.13~7.17)
この記事では各通貨ペアの現在の状況と今後の狙いや見通しを分析していきます。
☆長期目線(週足~月足)
☆中期目線(日足)
☆短期目線(1時間足~4時間足)
この3つの軸で考えていきます。スイングであれば中期から長期目線を参考に、デイトレであれば週の前半の参考にしていただければと思います。
また、デイトレの目線については平日毎朝Twitter @kkfxtrade で配信していますのでそちらも参考にしてください。
表示させているインジケーターは
移動平均線:50期間、100期間、200期間
ボリンジャーバンド 3σ、21期間
RCI:短期線9、中期線26、長期線52
参考にさせていただいている方は
◇蜂屋すばるさん
チャネルラインを用いたトレードで、非常に見た目も分かりやすいので長期、中期のトレンドを把握するのに参考にさせてもらっています。
◇ユーちぇるさん
年代が近いこともあり、YouTubeはいつも見ています。特に知識面のインプットには最適、コラボ動画も有料級の情報がたくさんあります。
◇三平式RCI
手法は三平式RCIを使っています。色々な手法を試してきましたが、環境認識と合わせれば武器になると思っています。
目次
【ドル円】
☆長期目線⇒大きな下降トレンドだが、スイングでショートを狙う位置ではない
☆中期目線⇒上昇トレンド、中期グリーンチャネル下限を割るまでロング目線
☆短期目線⇒下降トレンドの下限に到達、中期目線の押し目買いポイントまで到達しているためここから中期上昇トレンドに順張りロングが狙えそうな位置
シナリオ予想は週の前半はロング目線で短期下降トレンドの上限へ向けて中期上昇トレンドに順張りでロングを狙う、週の後半で短期下降トレンドの上限や1時間足の200SMA付近で短期下降トレンドをブレイクして大きな逆三尊が完成するか、戻り売り勝利で短期下降トレンドが継続するかの2つのパターンです。
それでは、上位足から整理していきたいと思います。
【週足】
【☆ポイント☆】
・高値は切り下がっているため下降トレンド
・安値は105円の価格帯で何度も止められている水平線
・RCIは全体的に方向感がないように感じられます
大きな動きになっていないため、先週と同じ整理になります。基本的に大きい足の見解はすぐに変わるものではありません。一本の足が1週間なので目線や見解が変わらないことを再確認することに意義があります!!
週足レベルではエントリーポイントにはまだまだ遠いですね。下限の105円水平線と長期下降のレッドラインに挟まれたディセンディングトライアングルを形成していると見ています。週足レベルでは明確なトレンドが出ていないので、ドル円スイングは現在狙っていません。
長期のエントリーポイントとしては下降のレッドラインまでくればスイングショートを狙う。105円までくればサポートを背にロングを狙う。この2つの戦略を考えています。
そう、「ドル円はやはりスイングは今は狙えないからデイトレ以下で考える通貨なんだ!!」ということを再確認しました。
【日足】
【☆ポイント☆】
・中期上昇トレンドの下限にタッチ⇒上昇トレンドは継続すると見ています
・106円でサポートされ上昇中のため、目線はロング
・RCIは短期が下端へ到達しここから上昇する見込み、中期も下端から上がっていくと予想。大きな下方向への力は観測できないので、中期的にはやはりロング目線を予想。
先週の予想では「中期のグリーンチャネルのトレンドの下限まで下がってくれば押し目買いを狙いたい。」と言っていました。この1週間でこの押し目買いポイントまで下落するところで終わりったので、先週からの予想通り、押し目買いを狙っていきたい水準です。
【4時間足】
【☆ポイント☆】
・短期下降トレンドを形成して下落⇒短期下降トレンドの下限と中期上昇トレンドの下限のクロスする位置まで来ているため押し目買いポイントまで来ていると考えています
・中期上昇トレンドに順張りロング、短期下降トレンドに逆張りロングになるため、中期>短期と考えてロングを狙っていきたい
・RCIは短期、中期、長期全て下端に集まってきたので更にロングの確度は高まる!?
押し目買いポイントまでの下落で1週間終わりました。ここから逆三尊が形成できるか、崩れて中期上昇トレンドを下に抜くかシナリオが分かれてきます。まずは先週の予想に対する答え合わせです。
【先週の1時間足予想チャート】
【1週間後のチャート】
【本命シナリオ予想的中!!】
予想していた短期下降トレンド発生の予想的中です。金曜日の終値はフィボナッチリトレースメント61.8%です。少しオーバーシュートしましたが、もちろん一定の幅があるのでよしとしましょう。
ここでしっかり反発してくれればロングでエントリーします。短期でダブルトップを付けて安値切り上がればなおよし。
【シナリオ②逆三尊崩れパターン】
相場に「絶対にこうなる!」は存在しません。あくまでも上のシナリオは予想と願望が入っています。トレードは予想を当てるゲームではありません。それはギャンブルになります。予想はするのですがそれが崩れた時のパターンも考えないといけません。
大事なのは「予想外をなくす」ことです。
2つ目のシナリオは下降トレンドの勝利です。短期下降トレンドの上限にぶつかる辺り、1時間足の200SMAも降りてくるので、ここでレジスタンスされるシナリオも想定しておきたいですね。逆三尊狙いでロングした人たちを崩す動き、戻り売りの勢力が強ければロングの損切りを巻き込んで中期上昇トレンドを下に割ると値が走りそうです。ここはオーダーブック、RCI、移動平均線を見ながら見極めていきたい。
【ユーロドル】
☆長期目線⇒下降トレンド、上限付近。下降トレンド継続か、下降トレンドの終焉の可能性も視野に
☆中期目線⇒上昇トレンドはまだ継続中、1時間足レベルでの三尊が形成されるか、否定されるかがポイント
☆短期目線⇒高値安値は切りあがっているので上昇と見ていますが、天井になり下落が始まる可能性も高い
シナリオ予想は1時間足レベルでの三尊形成がメインシナリオですが株価も下がると思いきや持ち直しているのでドル高にならない可能性も考えると三尊否定の中期上昇トレンド継続の可能性も全然ありですね。ひとまずは週の前半で1時間足レベルの三尊右肩でショートして否定されるようであればドテンのロングを狙うシナリオ。
【週足】
【☆ポイント☆】
・長期トレンドは下降
・チャネルの上限付近まで来ている
・RCIは短期がそろそろ高い所まで来ているのでここから下がっていくか、中期、長期の力が強ければ下降トレンドがついに終わる可能性もある
長期の目線は先週と変わらず。週足のRCIが上向きなので再度高値更新を目指す動きになってもおかしくないと思っています。ファンダメンタルがドル安に傾くようだと再度上昇します。週足のRCIが高いところまで来てくれれば再度売りを考えたいですが、トレンド転換の可能性もあり。中期と長期線が上昇し上端に到達する力で長期下降トレンドを上抜けできるかどうか。トレンド転換できず、3本の線が上端に集まれば、スイングショートしたいですね。ただまだまだ先の話です。
【日足】
【☆ポイント☆】
・中期トレンドは上昇継続中ですが上値も重くなってきているようにも見えます
・上昇が継続するかトレンドが終了するかがポイント
・RCIは短期が上端に到達、中期が上向きですが、短期と長期が下がりだすと下端に集まる動きになる可能性もある
1.1400を越えられるかがポイントですがRCIを見ると更に上昇するには力が足りない気もしています。一旦日足の200SMAや1.1000辺りまで下がってもおかしくありません。デイトレからスキャルで短期の方向に合わせてトレードしていく地合いだと思います。
【4時間足】
【☆ポイント☆】
・三角持合を上にブレイクするも、1.14000の高値は更新できていない
・小さな三尊にも見えるのでここから下落していくシナリオを考えています
・RCIは短期は上昇、中期は短期につられて上にいきそう。上端に集まったところから下がり始めるか
先週のポイントは三角持合をどちらに抜けるかでしたが、上に抜けていきました。戻ってきたところをブレイクワンタッチでロングして無事に勝てました。このまま1.14000の高値を更新していれば完全に上昇トレンド継続でしたが、1.14000の手前で失速して今度は短期で三尊を作りそうな形です。ここからの短期のシナリオは以下の通りです。
【シナリオ①三尊完成】
現在三尊の右肩の山を作っているように見えます。この三尊形成が来週のメインシナリオとして考えています。左の方が小さなダブルトップのような形になったので、右肩もダブルトップか小さな三尊を作るかで考えています。1.13200からショートで入って1.13400まで上がればナンピンショート、1.13600を抜けば三尊形成失敗、損切りのシナリオで考えています。
【シナリオ②三尊形成失敗】
三尊形成が失敗するとしたら、一度下げても中期上昇トレンドの下限か1時間足の200SMAに阻まれ強い上昇が発生するシナリオです。上記の赤線のようにグリーンのラインにサポートされ上昇していけばロングで付いていき、1.13600の高値更新を狙いたいですね。